不調世代
いつも元気が1番…のはずだけど、なんだかすっきりしない。
秋から冬のかけてのこの時期は、どうやら体調が悪くなりがちな季節だとか。
最近「季節性うつ」などという言葉をよく目にするようになったと思いませんか?
昔は春夏秋冬、季節ごとに体も順応していたはずなのにどうして?
私のいう昔っていうのは自分が子どもの頃なんだけど、その当時の大人たちはどうだったんだろう。
知らないだけで、忙しい毎日を今の私たちのように過ごしていたのかな〜。
子どもが元気なのは、体が未熟でありながらも健康でやる気満々で、根本的に違った生き物のような…それくらい言ってもいいほど大人になると、体調がいろんなことに影響されているような気さえするんです。
いいな〜子どもって…。
さて先ほど登場させた「季節性うつ」や、冬季うつ、○○うつと言われるものがまるで流行語のごとく飛び交っていますが、どう思います?
確かに夏の終わりから春が来るまでの間に、「季節の変わり目だから…」「寒暖差が大きくなってきたから…」と毎年必ず口にしている悲しい現実が…。
これを子どもが口にしたらどうでしょう?おかしいですよね。
明らかに年齢と共に体の何かが変化していると認めざるを得ませんね(悲)
だからと言って、季節性のうつと言ってしまうのはどうかと…。
なぜなら病は“気”からと言われるように、ちょっとした体調の変化によって起こるだるさや頭痛など、時期がくれば慣れてきそうな状態をマイナスなイメージである「うつ」とかの病名をつけられてしまうと、病気なんだ↓と落ち込んでしまいそうで…。むしろ症状が悪化しそうで怖いです。
季節の変わり目をどう過ごすか、やってくるであろう次の季節への不安やあせりなどさまざまなマイナス要因に囚われることなく、次の季節への準備や楽しみを見つけることの方が健康的だと思いませんか?
もしかすると現代人は季節ごとの過ごし方が、下手になってきているんでしょうか。異常気象と騒ぎ立てるせいで不安材料が増え、日常の心配ごとや不安に拍車がかかってしまっている…。そんな気がしてならない。
田舎育ちの私にとって、例えば秋には柿や栗など木の実がたくさん実り、紅葉を眺めながら焼き芋をほおばる…なんて、まるで絵に描いたような秋を楽しんでいたので、寒くなっていく季節に不安などこれっぽっちもなかったはず。(これもやっぱり子どもだったから?)
祖母や子どもの私たちにはその余裕があり、働き盛りの年齢層にはその気持ちの余裕が無かったのか、それが知りたい。