メンテナンス開始
ではここで1番身近な不具合、「肩こり(首や背中もあり)」に注目してみたいと思います。
単純に「肩こり」と言っても、内臓疾患などからくる「肩こり」もあるので注意してください。「肩こってるな〜」の他に、手などのしびれやめまい、凝っているというより痛い!など、明らかに単純な肩こりでないと感じたらお近くの病院へ行くことをおすすめします。
これは他人の受け売りではなく、実際身近な人が、しつこい肩こりだと思ってマッサージやストレッチをしたところ、痛みが強く、そして苦しくなり、病院へ行ったら「肺気胸(はいききょう)」だった…という結果を見たからなんです。
他にもいろんな怖い病気が潜んでいる場合があるので、「肩こり」を放置しないでくださいね。
多くの場合は、血行不良などに起こる「肩こり」だと思いますが、尋常ではない不具合を私は経験したことがあります。
デスクワークでパソコンとにらめっこ。夏でも足の指に“しもやけ”らしきものが出来るほどの冷え。
そして運動なんかちっともしていなかった現実。
首から肩にかけての鉄の鎧を着たかのような張りと、吐き気、そしておまけの症状が首を左にひねると、左側の鎖骨付近でビ〜〜〜ンと弦をはじいたような痛みがありました。
そして思い余って通い慣れた整骨院へ行った結果が、「胸郭出口症候群」だったのです。
肩こりに病名が付いたのはこれが初めてでした。だって、何をしても治らず、酷くなる一方だったのと、どちらが先かは定かではないですが、持病の副鼻腔炎も併発していたんです。
怖いですね〜。というより辛かったです。
薬で治すこともあるのでしょうけど、私はとにかく整骨院での電気治療と、マッサージなどの手当てをしていただいて、改善していきました。
その後2,3度寒い時期に同じようになりかけてては、すぐに手当てを施し、重症化せずに済んでいますし、自分で出来るストレッチやマッサージ、予防的な行為も気をつけてするようにしたら、発症しなくなりました。よかったです。
肩こりにもいろんなタイプがあるようですね。姿勢の悪さや同じ姿勢などからくるもの、目を酷使することで起こる「こり」など、症状もさまざまなんです。
私の場合は、吐き気とめまいがしてきたら娘に、肩甲骨に沿って親指でこすってもらうんです。
そして首の付け根と首にある「効く」ポイントをギュ〜〜〜っとつまむ、もしくは押してもらうをトータルで5分ほどがんばってもらうと、本当によくなるんですよ。
人の手を借りたメンテナンス。ここでは「手当て」とでも言いましょうか。あとは予防する努力も忘れないこと。
簡単に出来るストレッチなんかを日常に取り入れることをおすすめします。