医薬品 市販薬について
医薬品の中でも「市販薬」は、病院へ行く代わりにとりあえず飲んでみて症状が治まればいい…くらいの効き目があり、例えば風邪薬だけでもたくさんの種類があります。
その他に鎮痛剤、胃腸薬、点眼薬など軽度の症状であれば、市販薬で何とかなってしまいます。
便利と言えば便利ですけど、今の私は「便利」の二文字で片付けられない理由があるのです。
もうかれこれ7,8年前に、仕事中突然の高熱が出ました。
またいつもの副鼻腔炎からくる熱だとたかをくくり、市販の液体の風邪薬をグイッと飲んで様子を見ていたのですが、夕方には39度以上にまで上がり、フラフラの状態で病院へ行きました。
検査の結果、肺炎を起こしていたそうです。
普段から副鼻腔炎による微熱や、それが悪化して高熱になることが多かったので、自己判断で薬局の方に相談して、良く効くと言われる漢方薬のドリンクを購入し、その場で飲んでまた仕事へと戻りました。
その薬がおそらく症状をさらに悪化させた疑いがあり、とても苦しい思いをしたのです。
漢方薬
普段の解熱剤や風邪薬ではなく、副鼻腔炎に的を絞った漢方薬。
もちろん解熱効果もあるとのことでしたが、その説明書の注意書を読んだらなんと、
「○○の場合は肺炎を起こすなどの危険性がある」的なことが書いてありました。
(○○の部分はもう忘れてしまいましたが…)
おバカな私です。
最初から病院へ行けばよかったと、もの凄く後悔しました。
なぜ、あんなに熱が高いのに、よりによって慎重に服用しなくちゃいけない漢方に手を出してしまったのかと…。
でもそれにも理由があって、市販薬の風邪薬で軽度のアレルギー症状のようなものを起こし、胸が苦しくなってしまったことがあったからです。
薬が体内から抜けると同時に、体がス〜っと楽になりましたけどね。
だから、普通の風邪薬への抵抗感があってそうなってしまったんです。
このようないくつかの体験から、病院で処方される薬と市販薬との違いを体感したことになります。
病院での抗生物質の点滴や解熱剤は、本当に良く効き、副作用もなく安心して治療に専念出来ました。
医師による診断の上で処方された医薬品には、少なからず安心は得られますね。
同じ医薬品でも、市販品や薬剤師の説明を受ければ購入できるものも続々登場しています。
そこに「医薬部外品」と言われる商品も、ドラッグストアーや薬局に並んでいますよね。
では一体、それらの区別は何によってなされているのか疑問に思いませんか?それをお話ししましょう。
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